Ishii Hendrix 公式日記

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ねじれたものが、さらにねじれると




 衆議院の解散・総選挙。「ホントにやっちゃったのねぇ」という感じです。
 われわれ有権者としては、また選挙にいくわけです。今度の選挙の対立軸とされる「郵政民営化vs抵抗勢力」は、一見わかりやすいのですが、「コトはそう単純じゃないぞ」と感じておられる方が多いのでは?単純でなければ複雑なので、どこの誰に投票するか、とても難しくなると思います。別にどこか特定の政党とか、特定の誰かを、このブログで応援するつもりはありませんが、話しが複雑なので、ワタクシとしての理解を話してみたくなりました。
 
 ごく大ざっぱにいうと、政治の対立軸というのはそれほど多くはありません。せいぜい(1)大きな政府か、(2)小さな政府か。あとは、外交政策の傾向として、(a)単独覇権主義、(b)穏健的多極主義。
 (1)と(2)。(1)は経済政策と直結していて、政府機関を大きくして経済の重要なプレーヤー役を担わせたり、規制をたくさんつくって経済の統制色を強くしたり、税金をどんどんとって公共事業をジャンジャンやって、国民(という名の企業)に還元したり。(2)はその逆。まぁ、今だと(1)を「左」、(2)を「右」といってよいかな。乱暴ですが。
 (a)は、他の国と多少摩擦が起きても日本の独自性を出していくということで、突き詰めていくと戦争も辞さないような「タカ派」、(b)は、国益を確保するということは確保するんですが、まぁまぁ他国とうまくやっていく「ハト派」といっていいのかな。
 
 前世紀までは、「保守」(自民党が代表)、「革新」(旧社会党や共産党)という対立軸もあったわけで、そのどちらでもない「中道」(民社党や公明党)もありました。一応、「革新」は本音はともかく、タテマエは社会主義革命みたいなのを目指していたわけです。
 その体制変更(おそらくは憲法改正だって必要でしょう)を目指していた「革新」勢力がなぜか「護憲(=当時、日本では平和主義の象徴)」を代表してたワケで、しかも、革新との対比では「右」「タカ派」集団と見なされても仕方がない自民党の中にも「左」「ハト派」な勢力(田中派→竹下派→小渕派→橋本派)もあって、結構力をもっていたワケです。だから、与野党の分岐点は、タテマエとしての「社会主義革命を目指すかどうか」という点でありつつ、目の前の政策課題に対処する方向性は意外と大した違いがないという、ねじれの構造がもともとあったのです。
 そういう意味で自民党は、「左右タカハト」すべてを取りそろえて、政権を保つという一点でつながった「選挙互助勢力」だとワタシは理解しています。
 
 今や、タテマエとしても社会主義革命を目指している勢力はほぼありませんから、さぞやわかりやすい構図となっただろうと思いきや、さらにねじれて複雑です。さらに難しいのは、自民党の中で「左」「ハト」的だった小渕首相が景気対策を威勢よくボンボンやってくれたおかげで、ものすごい借金を抱えており、右の人も左の人も、とりあえず行革をやらないといけなくなったわけです。
 二つの軸があるわけですから、「右でタカ」「左でタカ」「右でハト」「左でハト」という4大勢力があってしかるべきなのですが、自民党も民主党も、4勢力がすべて入り交じった状態です。
 ワタクシの気分としては、「オレの税金ナンボや」なんて歌をつくったくらいですから、「右」=とりあえず小さな政府指向でしょう。で、「偶然とも、奇跡とも。。。」なんて歌を歌っていたくらいですから、当然ハト(平和主義)の人が望ましいと思っています。しかし、政党ごとに見ると、ハッキリと、そうだといえる勢力はいないので、困ったものです。(この項続くかも?)

 明日からしばらく自宅を離れるので、もう一つ書き込みました。

 さて、写真は、うちのベランダでなったシシトウくんたちです。植えたのは連れ合いですが、毎日ワタシが水をやったので、なんかカワイイです。こういう経験は実は初めてです。もうたべちゃいましたが(笑)。

(いしい)
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by Ishii-Hendrix | 2005-08-13 00:45 | ニュースから

石井ヘンドリックスメンバーによる公式の日記です。


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